アメリカンカジュアルとはアメリカンテイストの服(アパレル製品)、またその着こなしをさす。略してアメカジと呼ばれる。
スウェットパーカー、ジーンズ、チノパンなどを中心に、スポーツウェア、ワークウェアなど、機能性が高く、着易く、ラフな服、アイテムによって構成される。
60年代に流行したアイビー[2]ルックを指すこともあるが、現在は、スポーツテイストなファッションなど、その他のスタイル、幅広い年代のスタイルを言うことが多い。
なお、これはヨーロピアンカジュアルと対比させて、日本から生まれたファッション用語。
元々はアメリカの大学生のファッションを手本にしたスタイルを指していた。現在では、トラディショナル・スタイルではなく、比較的ラフなスタイルの事を指す傾向が強いが、これはアメリカから輸入された最新のカジュアルスタイルという程度の意味しか無い同語でもあるため、最新・流行の映画やテレビドラマなどメディアの影響が顕著である。
代表的なアイテムとしては、ジーンズ、チノパン、スウェット、スニーカー、スタジアムジャンパー、ウェスタンブーツ[4]、ダンガリーシャツ、バンダナなどがある。他にフライトジャケットを始めとしたサープラスと呼ばれる軍から払い下げられた衣料なども好んで着られる。特にジーンズはアメリカンカジュアルの枠を越えて、定番のボトムスとしてグローバルに普及している。
日本では1970年代のヒッピーブームの時期に最初のブームが起こり、その後1980年代から1990年代にかけてはブレザー、ポロシャツ、ローファーといったアイテムを多用する「渋カジ」(渋谷カジュアル)と呼ばれるスタイルが流行した。2000年代に入るとストリート系アメカジが流行する。
アメリカンカジュアルの特徴は、工業の盛んなアメリカ合衆国が普遍的にもつ合理主義により、大量生産を前提とした衣服など、スポーツウェアやワークウェアなどのラフで機能性の高い衣服によって構成される。
発生した文化や制服によって様々な系統が存在する。
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