イブニングドレスとは、「夜会服」といった意味を持つ。夜間(18時以降)の社交の場であるパーティー、舞踏会、観劇などに用いる礼装。豪華なデザイン、素材を使用するのが特徴。男性のテールコートと対をなす。
メンズウェア、レディースウェアともに使用する。
同じような意味を持つ言葉として、イブニング・ガウン、フォーマル・ドレスなどがある。
ワンピース型の衣服で、スカート丈はくるぶしまでの総丈か、それ以上の長さである。装飾性が高いドレスの場合は裾を床に長く引くこともある。 原則として袖は無いベアトップ・キャミソール・ホルターネックなどのデザインになっており、腕と胸元や背中が大きく露出するようになっている。
首元はネックレスなどで装飾され、屋外の場合は薄手のストールやケープをはおることもある。
素材はサテンクレープ、カントンクレープ、タフタ、ジョーゼット、シフォンベルベット、ブロケード、オーガンジー、レースなど装飾性の高いものが用いられる。
靴も金、銀革、繻子などの装飾性の高い色素材のもの、または服と共布の夜会靴が履かれる。 アームロング[3]と呼ばれるパーティー用長手袋の場合、食事や握手の時にいちいち外さずに済むよう、手首内側に手を出す為の穴が開けられている。
1987年、アメリカ大統領主催の日本国皇太子歓迎晩餐会に於けるナンシー夫人と美智子妃(当時)のイブニングドレスのように、長袖で襟が詰まっているイブニングドレスもある。
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