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パリコレクション :: MixWiki

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  • パリコレ 概要
    • 歴史

パリコレ 概要 anchor.png[1]

毎年2回、フランスのパリで開催される、オートクチュール(高級注文服)、プレタポルテ(高級既製服)などの新作デザイン発表会。翌年のファッション傾向を決定するといわれる世界的なファッションショー。

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歴史 anchor.png[2]

オートクチュール・コレクションの歴史は、ベルエポックと呼ばれた文化的爛熟期の20世紀初頭にさかのぼる。
オート(haute)クチュール(couture)を作り出し、高級衣装店協会を設立したシャルル=フレデリック・ウォルトが先頭に立ち、最高の素材と技術、芸術的感覚で仕立てられる最高権威のコレクション「パリ・オートクチュール・コレクション」として1910年頃から開催されるようになった。 それゆえに「パリ・コレクション」とは、もともとはこのオートクチュール・コレクションを意味する言葉であった。

現在のように「パリ・コレクション」がプレタポルテを指すようになったのは1970年代のこと。 1950年頃までは世界の特注衣装を先導する存在であったが、1950年代、プレタポルテが服飾の奔流として台頭し、1960年代に始まったプレタポルテ・コレクションから主導権を決定的なものにした。 1968年の五月革命を期に、社会構造が真の意味での現代へと突入したフランスでは大量消費時代の機運、既製服運転方式プレタポルテへと移り始める。
第二次大戦の終戦直前には106ものメゾンを数えたフランスのオートクチュールも、1980年代から1990年代にかけての世代交代期には20あまりにまでに激減した。
「パリ・コレクション」は現在、厳密な意味においてオートクチュールの技術と資本を備えているメゾンは10前後とも言われている。 最高級注文服を注文する顧客は年々下降の一途である。
パリで開催される、オートクチュール、プレタポルテ、通常どれも日本では「パリ・コレクション」と言うが、しかし、現在において「パリ・コレクション」というとまず先に、プレタポルテのコレクションを指して意味するようにもなっている。それらを区別する為にオートクチュールは「パリ・コレクション・オートクチュール編」と呼ばれている。


Last-modified: 2014-01-19 (日) 16:18:39 (JST) (3758d) by serizawa